弱い相互作用における保存則とIntermediate Bosonの理論
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
弱い相互作用において特徴的な法則は保存則であると仮定し、その保存量は強い相互作用における保存量と反可換であると仮定する。またすべの弱い相互作用は同一のIntermedlate Bosonを通じておこり、そのIntermediate Bosonは弱い相互作用における保存量の固有状態であるとする。このような保存量の一つとしてchiralityを探り、Intermediate Bosonがその一つの固有状態になつているとすれば、Tanikawa-Watanaceと同様にV-A lawが導かれる。つぎに"iso-parity"に反可換な"iso-chirality"を定義し、Intermediate Bosonはその一つの固有状態であるとすると、isospinとhyperchargeの非保存が導かれる。さらにbaryonic weak currentはisospinについて簡単な性質をもち、SakataあるいはQuartet(Modified Sakata)Modelのur-baryonのbilinear formとすると|ΔI|=1/2が導かれる。また、iso-chiralityの一般的な定義からいわゆるCabibbo angleが自然に出、|ΔY|=⃥0のhyperonのleptonic decayを|ΔY|=0のものに比べて弱くすることが出来るが、このときはiso-chiralityはnon-hermiticになる。|ΔI|=1/2, neutral lepton currentがないこと、primary weak interactionにおけるuniversalityの三つをみたすことは一般に難しいが、この理論の枠内で一つの可能性を示す。
- 1964-05-20
著者
関連論文
- 5a-A-8 P-表示の核力,I
- 弱い相互作用における保存則とIntermediate Bosonの理論
- 核子の構造
- 核子-核子散乱の分散理論 : 素粒子論
- 核力についての問題点と研究公募のおしらせ : 核力と坂田模型
- 高エネルギー散乱の位相のズレ : 素粒子論
- 高エネルギー散乱の位相のズレ
- 4 繰込み常数に就て
- 4 ギスカラー中間子論における核子対の影響 : I. 核子の電磁的性質
- 17E14 中間子-核子相互作用
- 吸収・偏極・核力
- 660 Mev陽子陽子散乱
- パイ中間子と核子の結合型
- Nonstaticな核力(核力の研究会報告)
- 5a-A-9 P-表示の核力,II
- 多体構造を持つ核子と電磁構造
- 9 核力ポテンシヤルについて
- 多体核子と電磁構造 : 素粒子論
- Elementary Particle Structure and Meson-Nucleon Large Angle Scattering
- 10.GhostについてIII
- 6.GhostについてII
- 6.Ghostについて
- 核力のhard coreとBaryonおよびmesonの多体的非局所性
- π^±p後方散乱 : 素粒子論
- 素粒子論シンポジウム
- 核子-核子散乱の現状 (理論)
- 1. 弱い相互作用における保存則とIntermediate Bosonの理論(中間子論による弱い相互作用の研究会綜合報告)
- 弱い相互作用における保存則とIntermediate Bosonの理論(「素粒子の模型と構造」研究会報告)
- 核力理論の現状 : 素粒子
- 弱い相互作用の一つの理論
- 7a-P-2 核力と複合模型
- Hard Core, Antinucleon Annihilation, and the Sakata Model
- E.C.G.Sudarshan他編: Proceedings of the 1960 Annual International conference on High Energy Physics at Rochester, Interscience Publishers, Inc., New York 1960, 879頁, 23×27cm, \5,400.
- 素粒子論
- 5a-A-3 核子の電磁的構造
- 3A12 核子の電磁的性質(基礎理論・素粒子論)