寒冷地におけるサイレージ用トウモロコシの原料生産特性と早晩性品種群の配合に関する研究 : IV.地帯区分と品種配合
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
単純積算温度によって,北海道の地帯区分を行い,またそれぞれの区分における品種配合を試みた。得られた結果は次の通りである。単純積算温度150℃を1区の幅とし,北海道をAからFの6区に区分した。次に各区に早晩性品種群の配合を試みたところ,道東道北地帯の主要部を占めるC,DおよびE区では早生品種群を中心とした中生品種群との配合,また道央以南を占めるAおよびB区では中生および晩生品種を中心とする配合が適当であると推定された。DおよびE区においては,平年で乾物率30%の原料をうる品種配合のためには,現在の早生品種より早熟な2つの極早生品種群育成の必要性が認められた。これらの極早生品種の絹糸抽出期は十勝農試においては「ワセホマレ」の8月4日に対し,7月28日および7月21日と推定された。
- 1980-04-30
著者
関連論文
- 寒冷地におけるサイレージ用トウモロコシの原料生産特性と早晩性品種群の配合に関する研究 : IV.地帯区分と品種配合
- 寒冷地におけるサイレージ用トウモロコシの原料生産特性と早晩性品種群の配合に関する研究 : VI.早晩性品種サイレージの飼料価値
- とうもろこし早生品種「ヘイゲンワセ」の生育にともなう飼料価値の変化
- とうもろこし早生品種「ヘイゲンワセ」「ホクユウ」のサイレージとしての飼料価値
- とうもろこしの品種・刈取時期と,とうもろこしサイレージの栄養価について
- サイレージ用トウモロコシ原料の部位別生産特性に関する研究 : II.登熟期間の異なる品種における乾物重および栄養収量と茎葉乾物率の関係
- 北海道におけるとうもろこし品種の地域適応性に関する研究 : (I) 月寒および芽室における地域変動について(昭和41年度談話会年次講演会講演要旨)
- 冷害年(1980)におけるトウモロコシサイレージの飼料価値ならびに栄養収量
- トウモロコシホールクロップサイレージの養分収量推定式の検討
- サイレージ用トウモロコシ原料の部位別生産特性に関する研究 : III.部位別乾物重および乾物率におけるヘテローシスおよびSourceとSinkの相互関係について
- サイレージ用トウモロコシ原料の部位別生産特性に関する研究 : I.品種および栽培法の差が雌穂と茎葉の相互関係に及ぼす影響
- サイレ-ジ用トウモロコシ新品種「ワセホマレ」の育成について
- 70 トウモロコシの登熟期間中における栄養体乾物率の経時的変化
- トウモロコシ・スイ-ト種,特に自殖系統「Ma21547」種子にみられる発芽異常
- トウモロコシの発芽に関する耐冷性とその検定法に関する研究-2-低温発芽の検定法と表示
- とうもろこし新品種「ヘイゲンワセ」の育成について
- 41 トウモロコシの子実収量と茎葉収量の関係
- とうもろこしの耐冷性に関する研究 : (II) 生育各期の低温影響について(昭和41年度談話会年次講演会講演要旨)
- (24) とうもろこしの循環選抜における雌穂不稔部長の役割り : 1.形質相互間の関係からみて : 日本育種学会第29回講演会講演要旨 : 一般講演
- 玉蜀黍の耐冷性に関する研究 : (1) 稚苗期に於ける低温生長性と系統間差異(昭和40年度談話会年次講演会講演要旨)
- 寒冷地におけるサイレージ用トウモロコシの原料生産特性と早晩性品種群の配合に関する研究 : VII.北海道相対熟度(HRM)の提案
- 寒冷地におけるサイレージ用トウモロコシの原料生産特性と早晩性品種群の配合に関する研究 : V.単純積算温度有効性の根拠
- 寒冷地におけるサイレージ用トウモロコシの原料生産特性と早晩性品種群の配合に関する研究 : III.各種積算温度の一定性並びに品種群の必要温度
- 寒冷地におけるサイレージ用トウモロコシの原料生産特性と早晩性品種群の配合に関する研究 : II.早晩性品種群の収量および原料品質に及ぼす栽植密度の影響
- 寒冷地におけるサイレージ用トウモロコシの原料生産特性と早晩性品種群の配合に関する研究 : I.早晩性品種群の経時的生産特性と地帯別の品種群配合