座幅に着目した自走式車いす駆動における上肢筋活動の評価

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
自走式車いすを処方する際,身体計測を行い,その結果に一定の数値を加減することで座幅や座長などの基本寸法を決定する.しかし,自走式車いすを駆動するときに,車いすの寸法が,利用者の筋に対してどのような負担を与えているのか評価されていないのが現状である.そこで,本研究では車いすの座幅に着目し,座幅が与える筋の負担の影響を評価することを目的とする.実験方法として,車いすの座幅を,被験者の両大転子幅+2cm,+6cm,+10cm,+14cmの場合,筋電位を用いて筋活動を評価する.対象筋は三角筋前部・中部・後部,上腕二頭筋,上腕三頭筋,腕橈骨筋,尺側手根屈筋,大胸筋である.同時に3次元動作解析を行い,車いす駆動動作の一周期あたりの筋電位変化の比較を行った.その結果,座幅が大きくなるに連れ,筋電位の増大が見られる被験者もいた.
2007-10-04

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク