上肢協調動作障害に対する定量的評価システムの試作

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概要

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本研究では,上肢協調動作障害を客観的・定量的に評価できる評価システムを試作した.評価方法として,直線筆跡評価法と,目標追跡評価法の2つを検討した.直線筆跡評価法は,2本の直線を筆跡し,どれだけ正確に筆跡できたかにより評価する評価方法である.目標追跡評価法は,等速度で移動する円の中心を,どれだけ正確に追跡できたかにより評価する評価方法である.これらの評価法により得られたデータを解析した結果,本システムを用いて,上肢協調動作障害を客観的・定量的に評価することが可能であることが示唆された.また,評価結果に影響を及ぼすと考えられる慣れに関する評価も行った.その結果,直線筆跡評価法は3回程度で慣れはじめていたが,目標追跡評価法は不明であった.
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-10-15

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