カンボジア産餅麹の微生物相及びその菌体外酵素生産性

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概要

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カンボジア産餅麹の微生物相を調べ,発酵過程における主要糖化菌の取得と優良なアミラーゼ生産直のスクリーニングを行った。その結果,餅麹試料の最優勢菌はデンプン利用性のある糸状菌と菌糸状酵母であった。また,ここで分離した糸状菌2株,菌糸状酵母59株,細菌18株の計79株のデンプン利用性と菌体外アミラーゼ生産性を調べた。その結身77株(糸状菌2株,菌糸状酵母59株,細菌16株)に利用性が認められ,糸状菌を除くこれらの菌体外アミラーゼは液化型アミラーゼであった。しかし,糸状菌2株の菌体外アミラーゼは高いグルコース生成が認められるグルコアミラーゼ生産菌であった。これら2株の糸状菌は形態学的性状からRhizopus schipperaeに近縁のRhizopus sp.であった。
2006-12-01

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