東南アジア産餅麹および米酒より分離した菌糸状酵母について
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概要
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東南アジア各地より収集した餅麹、米酒よりアミラーゼ産生菌の分離を試みた。その結果、フィリピン産餅麹Bubodより30株、その米酒であるTapuyより9株、インドネシア産餅麹Ragiより43株、タイの餅麹Luckpangより20株、計102株のアミラーゼ産生能を持つ菌糸状酵母を分離した。スクリーニングにより、アミラーゼ産生能の優れたNo.21、No.70、No.79、L1-2、L2-2の5菌株を選択した。No.21は、糖化力活性に優れNo.70、No.79、L1-2、L2-2は糖化力活性に優れ平板寒天培地上のヨード-でん粉反応消失域の大きな菌糸状酵母であった。菌株は、形態学的、生理学的試験の結果からNo.21株はEndomycpsys capusularis、と同定した。No.70株、No.79株、L1-2、L2-2についてはEndomycopsys fibuligeraと同定した。これらの菌株は、現在の分類基準でsaccharomycopsy capusularis、saccharomycopsy fibuligeraとなる。
- 小田原女子短期大学の論文
- 2007-03-25
著者
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