女子学生における食生活の実態調査
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
女子学生の食生活の実態を把握し食教育の実践に生かすことを目的として、本学女子学生128名にアンケート調査を行った結果、以下のような食生活を取り巻く実態が判明し、今後の食教育のあり方について多くの助言が得られた。摂取頻度のもっとも高い食品は、その他の野菜で、次いで油類、牛乳・乳製品であった。また、摂取頻度の低い食品群として、海藻類、豆類・豆腐製品、魚・肉またはその加工品、緑黄色野菜が挙げられた。「改善の必要あり」および「放っておくと健康を損なう恐れあり」と判断された学生がそれぞれ27%および5%存在する一方、「健康状態が良い」が13%で、「まあまあ良い状態」が55%であった。また、80%の学生が米を主食としており、パンが10.5%、麺類が9.5%であった。今回の調査で初めて「外食」と「中食」の領域に共通な食べ物として「ハンバーガ」「サラダ」「寿司」が挙げられた。「外食」は、80%以上の学生が週に1〜3回利用しているが、「中食」は、1日に1〜2回利用している学生と、週に1〜3回利用している学生とが半分ずつ観察された。飲料では「お茶」が60%以上の学生にもっとも高頻度で飲まれており、菓子では第1位に「チョコレート」が挙げられた。約50%の母親が食事作りをしており、学生自身が自分で作るが33%.で、そのうちの1人暮らしの2/3が「自分」で食事作りをしていることが判った。
- 2004-12-20
著者
-
品川 弘子
東京聖栄大学
-
富吉 靖子
東京聖栄大学
-
品川 弘子
Seitoku Nutrition Junior College
-
富吉 靖子
Seitoku Nutrition Junior College
-
高増 雅子
Japan Women's Unversity
-
高増 雅子
日本女子大学
関連論文
- 主観測定によるインディカ種及びジャポニカ種を用いた米料理の比較
- 学会ポスター発表 食生活の実態と健康状態について : 若年者と高齢者との比較
- 地域調査報告2 : 山形県県南地域におけるコミュニティ・ビジネスの事例報告 (2006年度文部科学省科学研究費補助金「家族の生活経営から市民社会と協働する生活へ : 地域生活力・生活公共の概念と実証」地域調査報告)
- 再録口頭発表 若年者および高齢者の食肉に対する咀嚼機能の比較
- 再録口頭発表 豚肉加工品の食べ易さに及ぼす高圧処理の影響
- 再録報文 ポテトフレークを利用した高齢者向き豚肉加工品の性状
- 学童保育所における「わくわく食探検」プログラムの開発と評価
- 学会口頭発表 とろろを用いたゾルーゲル混合系食物の飲み込み特性について
- 女子学生における食生活の実態調査
- 学会口頭発表 若年女子学生の食生活の実態と健康状態について
- 「丸ごと魚」を教材とする食教育プログラムの開発と評価 : 小学生への教育介入
- 小学生における中食・外食選択型食教育プログラムの学習効果に関する研究
- 小学生における食品購買行動の食物選択力形成に及ぼす影響
- 西日本方面女子大学における生涯学習の現状
- 小学生に対し実物大料理カードを用いた食教育の有効性に関する研究
- 女子大学生における食品購買行動と食行動及び食に関するQOLとの関連
- 魚介類及び魚介料理に対する健康意識とその実態について
- 女子大学生の調理教育による魚料理への影響
- 女子学生の調理実習の実生活に及ぼす影響 : 食生活知識と調理能力との関連 (2)
- 女子大学生の調理能力の研究 (1) : 知識と技術との関係
- 生活状況と肥満についての調査 その3
- 生活状況と肥満についての調査 その2
- 生活状況と肥満についての調査
- しば漬熟成中におけるアントシアニン色素の変化
- しば漬の熟成に関与している乳酸菌の役割
- 柴漬の有機酸組成について(第1報)
- せん切りキャベツのビタミンC及び食味に関する残留塩素の影響
- 糠床の初期熟成におけるパン添加効果
- 不均質ゲル状食品のテクスチャー特性に及ぼす測定条件の影響
- 「遺伝子組換え食品」プログラムの実践とその評価 : 消費者教育の視点から
- 昼食の現状 : 手弁当・社員食堂・外食の比較
- 有色ジャガイモジャムの嗜好特性-カラフルジャムの場合-
- 鍋加熱による焼き芋の簡易調理法の開発-ガスコンロの場合-
- 認知症高齢者の回想法への、実物大料理カード利用について
- 梅干の色調における食塩添加効果
- 石を使わずにつくる焼き芋の簡易調理法の開発(IHヒーターの場合)
- ポテトフレークを利用した高齢者向き豚肉加工品の性状
- 有色ジャムの嗜好特性