音声入出力を用いた一名当直船の航海支援システムの開発(音声IF,<小特集>「マルチモーダルと音声HI」およびヒューマンインタフェース/音声言語情報処理一般)

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概要

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近年、海上労働者の減少及び高齢化は、大きな問題となっている。このため、少人数で安全な航行を実現するため、航海支援システムが開発されてきた。本報告では、一名当直を目的とした航海支援システムの開発について報告する。本航海支援システムを開発するため、まず操船シミュレータ実験を行い、操船者の航海支援システムに対する要望を抽出した。この要望は、大別すると信頼できる自動化機能と目視による監視を妨げない良好なマンマシンインターフェース(MMI)であった。この要望にこたえるため、本航海支援システムでは、トラッキングパイロット等の自動化機器の他、MMIとして、音声入出力を積極的に採用した。本航海支援システムを搭載した最初の近代化船は、1997年9月に運航を開始し、運航時の乗船調査を通じて実施した航海支援システムの有効性の評価結果について報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-10-16

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