ケアマネジメント場面において介護支援専門員が直面する困難の内容 : ケアマネジメントスキル不足の検討
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概要
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本研究の目的は、介護支援専門員がケアマネジメント場面において直面する困難の内容を、ケアマネジメントスキル不足の視点から明らかにし、今後の支援課題への示唆を得ることである。A市の指定介護支援居宅事業者に所属する業務経験 : 1年目〜5年目までの介護支援専門員20名を対象に、半構成的面接を行い質的に分析した。結果、介護支援専門員が認識する困難から、「介護保険制度の説明・契約上の困難」、「利用者の課題を明確化する上での困難」、「ケアプラン作成上の困難」、「モニタリング上の困難」、「利用者・家族との関係を形成する上での困難」、「サービスチーム調整上の困難」、「利用者・家族の生活支援上の困難」、「社会資源を活用する上での困難」、「利用者に関する個人情報保護の困難」、「むずかしさを感じたときに助力を得る困難」の10領域26カテゴリが抽出された。今後の支援課題として、1)ケアマネジメントにおけるアセスメントスキル、2)相談・調整場面における説明スキル、3)介護支援専門員が自己の価値観や感情を客観視するスキルの必要性が示唆された。
- 西南女学院大学の論文
- 2007-02-28
著者
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伊藤 直子
西南女学院大学 保健福祉学部看護学科
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布花原 明子
西南女学院大学保健福祉学部看護学科フィジカルアセスメントProjectチーム;監査部門
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布花原 明子
西南女学院大学保健福祉学部看護学科
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