中枢神経系におけるトリメチルスズの作用(誌上シンポジウム)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Trimethyltin (TMT) is a toxic organotin compound that produces injury to the central nervous systems of mammals. Recently, high-dose TMT (2.8 mg/kg) has been shown to produce neurodegeneration and subsequent neurogenesis specifically in the hippocampal dentate gyrus of mice, indicating that mice injected with TMT serve as a useful in vivo model to study neurogenesis as well as neurodegeneration in this brain region. In addition, gene-engineered mice have allowed research to focuse on the mechanisms of TMT toxicity. These studies have revealed the involvement of stannin, nuclear factor kappa B (NF-kB), presenilin-1, apolipoprotein E, and pituitary adenylyl cyclase-activating polypeptide (PACAP) in TMT toxicity and suggested the relationship between genetic mutations and neuronal susceptibility to degeneration. In this review, we briefly summarize the previous studies and discuss the current status of research on TMT.
- 社団法人日本薬学会の論文
- 2007-03-01
著者
-
新谷 紀人
大阪大学大学院 薬学研究科 神経薬理学分野
-
荻田 喜代一
摂南大学薬学部薬理学研究室
-
橋本 均
大阪大学 大学院薬学研究科神経薬理学分野
-
馬場 明道
大阪大学大学院 薬学研究科 神経薬理学分野
-
馬場 明道
大阪大・薬・薬理
-
馬場 明道
大阪大学大学院薬学研究科神経薬理学分野
-
馬場 明道
大阪大学薬学研究科薬理学教室
-
荻田 喜代一
摂南大学薬学部薬理学教室
-
橋本 均
大阪大学大学院薬学研究科神経薬理学分野
-
馬場 明道
大阪大学大学院薬学研究科
-
荻田 喜代一
摂南大学薬学部
-
橋本 均
大阪大学大学院薬学研究科神経薬理学
-
橋本 均
大阪大学大学院 薬学研究科 神経薬理学分野
関連論文
- マウスメタンフェタミン誘発行動感作への前頭葉セロトニン神経系の関与
- 膵臓β細胞におけるPACAP過剰発現マウス : インスリン/グルコース恒常性維持における急性および長期作用
- 薬剤性内耳障害に伴う転写因子AP-1の変化について
- 遺伝子改変マウスを用いた神経ペプチドPACAPの in vivo 機能解析
- 転写制御因子の虚血性神経細胞死への関与
- 脳虚血抵抗性とAP1結合活性の関連性
- 虚血抵抗性と転写因子API活性上昇の関連性
- 脳虚血負荷による脳内Activator protein 1の変動
- 89 プロスタサイクリン受容体タンパク質の構造研究 : 光親和性標識法による分子量の同定(口頭発表の部)
- 1B2-11 扁桃核キンドリングラット脳における興奮性アミノ酸受容体の分析
- 神経細胞死におけるRNA分解の関与の可能性
- 海馬歯状回の選択的神経細胞傷害モデル
- NMDA受容体を介する神経保護作用
- グルタメイトシグナルによるミトコンドリア遺伝子発現制御
- TMT誘発性神経細胞死における酸化ストレスの関与
- 高分子熱ショック蛋白質ファミリーの脳内分布
- カイニン酸処理によるAPG-2蛋白の一過性減少
- カイニン酸投与により発現する Fos ファミリー蛋白質の分解
- メタボトロピック型グルタメイトレセプターの[^3H]キスカル酸による標識
- 末梢性組織における non-NMDA レセプターの局在
- 脳内各部位におけるAP1 DNA結合能に対するポリアミン増強効果
- カイニン酸投与後に発現する海馬AP1蛋白質の経時的変化
- 鉄イオンの[^3H]MK-801結合阻害作用に影響を与える因子
- グルタチオンの海馬内グルタメイトシグナリングへの関与
- ポリアミンによる転写制御因子DNA結合能の増強
- 海馬内 Fos ファミリー蛋白質のカイニン酸シグナル応答性
- 高分子熱ショックタンパク質APG-2ラット脳での発現と細胞内局在
- タンパク質リン酸化酵素MNBのラット脳における発現と細胞内局在
- N-メチル-D-アスパラギン酸レセプター結合に対するNO関連化合物の効果
- 鉄含有化合物による[^3H]MK-801結合の阻害
- 21-P1-156 中規模医療機関におけるインシデント事例報告とその解析(第2報)(リスクマネジメント,来るべき時代への道を拓く)
- Prepulse inhibition 障害モデルマウスに対するガランタミン、ドネペジルの作用
- 一過性音響外傷(TTS)動物モデルにおける蝸牛内転写因子Fra-2の発現
- 精神疾患のトランスレーショナルリサーチ—統合失調症—
- 海馬由来神経系前駆細胞の生存・増殖に対する buthionine sulfoximine の影響
- 海馬由来神経系前駆細胞の増殖における活性酸素種の役割 (生体機能と創薬シンポジウム2007--創薬研究のルネサンスをめざして 講演要旨集)
- 嗅球内神経細胞の障害と新生
- 中枢神経系におけるトリメチルスズの作用(誌上シンポジウム)
- P1-587 自己研鑽・参加型学習「薬系インターンシップ・ボランティア体験実習」の成果・効果(一般演題 ポスター発表,薬学教育(その他),臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
- PACAP遺伝子欠損マウスの異常行動発現における環境因子の役割
- PACAP受容体
- 統合失調症関連因子とPACAP (あゆみ 生理活性ペプチド研究の新展開--機能解析から治療応用まで)
- トリメチルスズ誘発性海馬歯状回神経細胞傷害に伴う多機能蛋白質DJ-1の発現増強
- ウアバインによる培養アストロサイトNa, K-ATPaseアイソフォームα1、β1の選択的誘導
- 培養アストロサイトカルシウムパラドックス障害におけるNa^+-Ca^交換系の役割
- 遺伝子欠損マウスを用いた Apelin-APJ シグナルの機能解析
- ミトコンドリアダイナミクスの生理・病態的意義
- 統合失調症の分子病態と神経ペプチドPACAP
- ニューロペプチドPACAPと精神神経機能 : 変異マウスからの予想外の知見
- 神経ペプチドPACAPの生理機能
- PACAP遺伝子欠損マウスが示す強制水泳試験における表現型異常
- 虚血性疾患治療を目指した最新トランスレーショナルリサーチ (生体機能と創薬シンポジウム2008--生命システムにおける情報ネットワークの重要性を解く 講演要旨集) -- (シンポジウム 慢性・難治性疾患治療を目指した最新のトランスレーショナルリサーチ)
- 遺伝子改変マウスの表現型解析法 : SHIRPA一次スクリーニング法
- 若者 薬学部6年制教育について
- Class B GPCR シグナリングの機能解析 : 神経ペプチドPACAP欠損マウスの表現型
- PACAP遺伝子欠損マウスの脳機能変化
- 神経ペプチドPACAP遺伝子欠損マウスの中枢機能異常
- 11.マウス胃底部輪走筋の持続性弛緩のメディエイター
- PACAP欠損マウスにおける精神行動変化
- PACAP欠損マウスのモノアミン神経機能調節薬に対する反応性変化
- 隔離飼育ストレスによる可逆的認知機能障害
- 胎児大脳皮質の培養神経系前駆細胞に対するトリメチルスズ毒性
- 神経系前駆細胞の増殖におけるグルタメイトシグナルの関与 (生体機能と創薬シンポジウム2007--創薬研究のルネサンスをめざして 講演要旨集)
- 神経細胞の死、生存および新生におけるNMDA受容体シグナルの役割 (生体機能と創薬シンポジウム2007--創薬研究のルネサンスをめざして 講演要旨集) -- (シンポジウム 神経細胞死および神経細胞新生と創薬)
- 海馬歯状回神経細胞の傷害・再生モデル動物における行動および認知能力の変化
- デキサメタゾンによるミトコンドリアグルココルチコイド受容体の変化
- 神経細胞障害に対する N-methyl-D-aspartic acid の防御作用
- カイニン酸誘発性海馬内神経細胞死に対するNMDAの効果
- ニューロン・グリアネットワークとプロスタグランジン
- Cyclic AMP 感応性エレメント結合蛋白質の脳内分布
- シグナル応答性脳内転写制御因子
- NMDAレセプタ-の分子遺伝学 (10月第1土曜特集 てんかんUPDATE--分子生物学から臨床への展望) -- (てんかんの分子機構)
- 異なるプロテインモチーフを持つ転写制御因子間におけるクロストークの可能性
- 脳可溶性画分における転写制御因子DNA結合能
- 音刺激驚愕反応装置を用いた pituitary adenylate cyclase-activating polypeptide (PACAP) 遺伝子欠損マウスの表現型解析
- 遺伝子改変マウスを用いたPACAPのインスリン分泌調節
- 遺伝子改変動物における精神運動興奮薬の感受性変化 : PACAP遺伝子欠損マウスにおける中枢神経作用薬の反応性
- ひよっこ助手,考える(GERNMINATION)
- PACAP遺伝子ノックアウトマウスにおける精神行動の異常
- PAC_1受容体およびPACAP遺伝子ノックアウトマウスの創出とその薬理学的解析
- 「The 13th Korea-Japan Joint Seminar on Pharmacology」に出席して
- トランスジェニックの新しい発現制御法
- ペプチド受容体のキメラによるリガンド結合領域に関する検討
- 神経ペプチドPACAPを標的とした精神疾患病態への分子遺伝学的アプローチ
- 神経ペプチドPACAPの分子薬理学的機能解析
- Pituitary Adenylate Cyclase-Activating Polypeptide(PACAP)受容体の構造および機能
- 神経系における下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)の生理的意義
- 遺伝子改変マウスを用いた神経ペプチドPACAPの中枢神経機能の研究
- ニューロペプチド PACAP による体内時計の調節機構
- Edaravone は海馬歯状回神経細胞障害後の神経幹・前駆細胞の増殖・生存を促進する
- Z型Myc配列を認識する核内蛋白質の探索
- ラット小脳内N-メチル-D-アスパラギン酸認識ドメインDE NOVO生合成のストレスによる促進
- 小脳選択性を示す抗リン酸化チロシン抗体陽性蛋白質
- Multiplicity of [^3H]1,3-Di-o-tolylguanidine Binding Sites with Low Affinity for Haloperidol in Rat Brain
- グルタメートレセプターをめぐる最近の話題
- 精神疾患のトランスレーショナルリサーチ : 統合失調症
- PACAP欠損マウス-新しい精神機能障害モデル
- N-メチル-D-アスパラギン酸シグナル受容に関する薬理学的研究
- 成体マウス側脳室下帯由来神経系幹・前駆細胞の増殖におけるCa^チャネルの関与
- 海馬歯状回神経細胞変性後の活性化ミクログリアによる神経新生促進メカニズム