学習モデルとしての『看護師の行動』についての検討 第2報 : 1年次基礎看護学実習まとめレポートの分析より
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概要
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本研究は,1年次早期の学生の臨地実習での学習効果と教育課題を検討することを目的として,1年次7月の基礎看護学実習1のまとめレポートを分析した.その結果,全文脈(471)から『看護師の行動』『看護についてのイメージ』『入院患者の環境』『患者からの学び』『病院の機能』『看護師以外の病院職員の行動』『グループ発表の学び』『その他』の8つのカテゴリーを抽出した.さらに『看護師の行動』から〔コミュニケーション〕〔業務の印象〕〔安全確保〕〔患者プライバシー〕〔観察〕〔チームワーク〕〔記録〕の7つのサブカテゴリーを抽出した.そこから,学生は『看護師の行動』の中でも,とりわけ〔コミュニケーション〕〔業務の印象〕に着目し,看護師を学習モデルとして捉えていることが明らかになった.以上より,看護師の行動の中にうもれている学習モデルとしての要素を,学生が学び取れるよう,効果的な臨地実習の構成と教材化が今後の教育課題であると再認識した.
- 京都市立看護短期大学の論文
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