犬における「レ」ワクチンの予防効果に関する研究 : 第2報 攻撃注射試験
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概要
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1)前報に引続き犬において, 混合ワクチンの予防効果をみるため, 今回攻撃注射試験を行い, その成績をみた.2)S.M.力価については, 攻撃注射により, V.群は対照群より力価の上昇が早く, かつ, その減少消失は極めて速やかであった.3)臨床症状については, V.群, 対照群共, 攻撃注射後, 若干の臨床症状の異常をみとめたが, いづれもV.群の方が程度が軽く, その恢復も極めて速かであった.4)攻撃注射後の尿中「レ」虫体の検出結果では, V.群はいづれも-であったが, 対照群は[○!±]または+であった.5)本実験の諸成績より, V.は接種後9ヵ月までは有効とみられるが, 1年2ヵ月以上では予防効果は明らかにはみとめられなかった.
- 鹿児島大学の論文
- 1966-03-14
著者
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