看護学生の共感に対する認識
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,看護学生を対象とし,「共感」に対する認識を検討することであった。看護場面から導かれた10の反応に対する共感のレベル判定により,看護学生の共感の認識を検討した結果,「患者のつらさ」や「看護者の分かろうとする気持ち」に対して共感が高いと認識していることが明らかになった。しかし,これらは「浅いレベルの感情共有」や「看護者の立場の優先」であり,共感の「深いレベルの感情共有」や「相手の立場に立つ」とは異なることが示唆された。また,患者理解度を検討した結果、患者の心情の説明を提示した後では,学生の患者理解度は上昇していることが示された。しかし,説明提示後も「患者を理解できない」とする学生がおり,「学生自身が推測した患者の心情」と「提示された患者の心情」の相違が患者理解を困難にしていることが示唆された。
著者
関連論文
- 基礎実習におけるフィジカルアセスメント技術,基礎看護技術の実態
- 看護学生の共感に対する認識
- 卒業時の学生によるカリキュラム評価の推移 : 1995〜1997年度入学生
- P3 「たのしみ経験」の要素とその構造化の試み : 幼児期から高齢期をとおして
- 010 子ども時代とその後の人生の「たしなみ経験」の関連 : 高齢者事例の想起から
- 260 幼児期の「たのしみ経験」とその要素 : 女の子について
- 259 幼児期の家族との「たのしみ経験」の相手 : 1910年代から1980年代までの変遷
- 描画にみる都内インターナショナルスクールの中学生の幼児期の楽しみ経験
- 幼児期の友達との「たのしみ経験」の人数 : 1920年代から1980年代の推移
- 親からみた3歳児の「たのしみ」とその要素
- ヘルス・ボランティア指向のある看護大学生の『身近な健康問題とケア』の認識とボランティア経験
- ヘルス・ボランティア活動をしている看護学生の学習ニーズと学習支援のあり方
- 看護教育法としての「サービス・ラーニング」実践研究文献レビュー
- ナイチンゲールに倣う実践知
- ダウン症児の親のたのしみ経験 : ある早期療育の会の事例から
- 161 幼児期「たのしみ」経験とその分類 : 性差を中心に
- 160 幼児期の「たのしみ」経験とその分類 : 世代差を中心に
- 子ども時代の「たのしみ」体験 : 保育学生とその母世代
- 老年期のたのしみ (特集 高齢者をめぐって)
- 保育学生の子ども時代の楽しみ体験(III) : 祖母・母・娘の継承
- 199 保育学生の子ども時代の楽しみ体験(II) : 遊びに対する保母の役割
- 生涯発達的視点からみたあそびの意義 : 青年期女性
- 316 保育学生の子ども時代の楽しみの体験
- 高校生の「健康の気がかり」に関する質的研究
- 入学当初の看護学生の考える看護の「対象」と「方法」 : 学部生群と学士編人生群
- 聖路加看護大学大学院における学位論文の特性 : 開設20年を振り返って
- 大学院修了生の動向 : 聖路加看護大学大学院1980〜2000(大学院将来構想プロジェクト)
- 「ベッドの居間化」研究
- 看護技術教材としてのe-learning導入の試み
- 病院における cure-care-secure の試み : 小物収納具の開発・制作
- 看護学生の考える「健康」と「元気」
- 124 幼児期の「たのしみ経験」と費用(金)との関係
- 122 中学生の思い出す幼児期の「たのしみ経験」
- Perspective-Takingの概念分析--自己と他者への焦点化
- 常葉惠子先生への感謝
- 患者が語る物語・看護師が語る物語(第8回聖路加看護学会学術大会)
- 在宅看護の実践と課題(第5回学術大会)
- 生涯発達と人のたのしみ経験(第10回聖路加看護学会学術大会)
- 外来看護相談に必要なカウンセリング技法 (焦点 新しい外来看護をデザインする) -- (外来の教育支援と実践活動に必要な看護アプローチ)
- 場面想定法を用いた「患者の立場に立つ」思考内容の検討--看護学生を対象とした調査から
- 卒業時の学生によるカリキュラム評価
- 125 3歳児の「たのしみ経験」の分類 : 何を・どこで・誰と
- 看護の質の確保に関する研究--先進諸国における免許更新制度
- あそびの記憶
- 看護師はどのようにして患者の立場に立って考えているのか?(流れ)