療養型医療施設における臨地実習指導の現状と課題 : 初めて実習指導を行った臨地実習指導者と病棟管理者の面接調査より
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概要
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本研究は療養型医療施設において初めて実習指導を行った臨地実習指導者の指導上の困難および病棟管理者や病棟スタッフ(看護職スタッフ・介護職スタッフ)の連携を明らかにすることを目的とし指導者8名と病棟管理者2名に面接調査を実施した。その結果、(1)指導者の指導上の困難は「指導内容や方法」「指導に対する不安」など指導者自身の問題が多かった。(2)指導者は自己の指導を振りかえり、指導方法を工夫し、学生の事故防止や緊張緩和に重点をおき実習指導を行っていた。(3)指導者と看護職スタッフとの連携では「指導への無関心」で、指導者と介護職スタッフとの連携では「情報伝達の不足」があげられており、指導者同士の連携では「連携の不足」、「指導の違い」であった。(4)病棟管理者は指導者と病棟スタッフ(看護職スタッフ・介護職スタッフ)の調整において「スタッフは協力的」「問題はなかった」と認識しており、指導者の病棟スタッフ(看護職スタッフ・介護職スタッフ)の連携に対する認識と差異があることが明らかになった。
- 日本赤十字秋田短期大学の論文
- 2006-03-15
著者
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