業務と設備の多様性に対応した光アクセス設備選定手法の高速化方法(設備管理,ネットワーク管理,一般)

概要

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光アクセス設備選定業務の多様性に対応するため、制約充足問題(CSP)を適用した選定手法が提案されている。また多様な設備構成に適用するためのCSPへの定式化方法も考案されている。経路を求める際の条件を任意の順番で与えられるようにすることで業務の多様性に相応できる反面、大規模な設備構成において様々な候補を高速に求めるために、候補の絞り込みの効果が大きい条件によって探索範囲を狭める従来の方法を適用できず、CSPによる選定手法に適合する高速化方法の確立が必要である。本稿では、条件を与える順序を限定せずに、複数の有意な経路を高速に求めるため、同等な配線要素をグループに分類する方法、および設備構成の変更時にそのグループを更新する方法を提案する。これにより配線要素に比べ数の少ない、配線要素グループを対象として探索を行うことで経路を求められるようになるため、様々な候補を高速に求められるようになる。また提案手法を様々な規模の設備構成に適用し、その実現性と有効性を示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
2006-07-06