クラカタウ諸島の陸産貝類
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概要
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スマトラ・ジャワ両島の間に位置するクラカタウ諸島の生物相は, 1833年の大爆発により潰滅的な打撃をうけたといわれる。1908年から生物の再移住についての数次の調査がなされたが, 1934年を最後に約50年間中断されてきた。これまでに同諸島からは12種の陸産貝類が報告されていたが, 1982年の調査では8種が確認されそのうち2種(Amphidromus banksi, Pseudopartula arborascens)は未記録種であった。今回の調査には陸産貝類の専門家が同行しなかったため, 得られた結果はきわめて不充分なものと考えられるが, 少なくとも新たな種の移住が続いていることが強く示唆された。
- 日本貝類学会の論文
- 1986-03-31
著者
-
山根 正気
鹿児島大学理学部地球環境科学科
-
山根 正気
鹿児島大学理学部生物学教室
-
山根 正気
鹿児島大学理学部
-
冨山 清升
鹿児島大学理学部生物学教室
-
冨山 清升
鹿児島大学理工学研究科地球環境科学専攻
-
冨山 清升
鹿児島大学理学部地球環境科学科
-
Yamane Seiki
Department Of Biology Faculty Of Science Kagoshima University
-
山根 正気
鹿児島大学大学院理工学研究科
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