血漿トリヨードサイロニン(T3)は低値者が存在し,しかも早朝空腹仰臥位安静時代謝(PARM)と正相関する : T3は基礎代謝基準値策定のためのPARM測定時の必須測定項目である
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概要
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The purpose of this study was to investigate the effect of changes in post-absorptive resting metabolism (PARM) on plasma triiodothyronine (T3) levels under a prescribed diet. The subjects were 31 sedentary female college students (19.9±0.9yrs). Subjects stayed in a metabolic ward at the National Institute of Health and Nutrition for 18 days. PARM was measured 4 times during the experimental period. Additionally, blood was collected 4 times during the experimental period, and general health care including the measurement of thyroxin by blood biochemical examination was carried out. Subjects were divided into three groups (n=26, n=4, n=1), two of which were analyzed for this study. The two groups were divided according to thyroid function: Group N (n=26) included subjects in which T3 was judged to be within the normal range during the experimental period; Group L (n=4) included subjects for whom T3 was not normal during the study period, and was judged to be under the normal range at least once. The remaining 1 subject had a T3 judged to be over the normal range. For Group N, several parameters decreased significantly during the course of the experiment: weight was 51.5±4.97 vs. 50.8±4.3kg (p<0.01); T3 was 1.16±0.19 vs. 1.01±0.12ng/ml (p<0.01); and PARM was 3.1±0.2 vs. 2.9±0.2ml/min/kg (p<0.05). For Group L, several parameters also decreased significantly during the course of the experiment: weight was 53.6±4.9 vs. 52.6±4.5kg (p<0.01); T3 was 0.94±0.15 vs. 0.75±0.07ng/ml (p<0.01); and PARM was 2.9±0.2 vs. 2.7±0.1ml/min/kg (p<0.05). The average PARM of Group N was significantly higher than that of Group L (7.0%). PARM during the luteal phase of the menstrual cycle was significantly higher than duringthe menstrual phase (3.5 %), in subjects for whom the phases of the menstrual cycle were distinguishable (n=13). According to the 2005 Dietary Reference Intakes (DRIs) for Japanese, the basal metabolic rate (BMR) is calculated at 23.6kcal/kg body weight/day, or 3.27ml/min/kg translated for VO_2 for women within the 18〜29 year age group. However, the values calculated from the measurements of this research study were approximately 9.5% lower for Group N and 15.8% lower for Group L than that of the DRIs. Future investigation is required to explain the reasons for the difference in PARM between this study and that of previous ones.
- 日本体力医学会の論文
- 2006-06-01
著者
-
吉武 裕
鹿屋体育大学総合健康運動科学系・スポーツパフォーマンス系
-
島田 美恵子
千葉県立衛生短期大学一般教育学科
-
西牟田 守
独立行政法人国立健康・栄養研究所
-
西牟田 守
(独)国立健康・栄養研究所栄養所要量研究部微量栄養成分代謝研究室
-
西牟田 守
(独)国立健康・栄養研究所栄養疫学プログラム
-
西牟田 守
(独)国立健康・栄養研究所
-
吉武 裕
鹿屋体育大学体育学部スポーツライフスタイルマネジメント系
-
吉武 裕
鹿屋体育大学生涯スポーツ学講座
-
児玉 直子
東京栄養食糧専門学校基礎栄養学研究室
-
児玉 直子
独立行政法人国立健康・栄養研究所栄養疫学プログラム
-
島田 美恵子
千葉県立衛生短期大学体育科研究室:鹿屋体育大学大学院体育学研究科博士後期課程
-
西牟田 守
国立健康・栄養研究所
-
西牛田 守
独立行政法人国立健康・栄養研究所人間栄養学研究系栄養所要量研究部
-
島田 美恵子
千葉県立衛生短期大学
-
吉武 裕
鹿屋体育大学
-
西牟田 守
千葉県立保健医療大学
-
吉武 裕
鹿屋体育大
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