主観的睡眠感と睡眠脳波の関連
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概要
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睡眠感は生活環境,睡眠時間,睡眠の深さで変化する。睡眠感の客観的指標を得るために,主観的睡眠感と睡眠脳波の関連について健康な女子学生 (19〜21歳) を対象に実験的研究を行った。充分な睡眠感が得られたと回答した被験者の脳波では,入眠潜時5-10分で,その後に,δ波とθ波のパワースペクトルの増加が起こった。一方,不充分な睡眠感と回答した被験者では,入眠潜時が長く,δ波とθ波のパワースペクトルの増加は小さかった。入眠潜時が長くなると,人々は眠れなかった・寝つかれないと感じ,睡眠中にδ波とθ波の出現が遅く,少ないと熟睡感が得られないと感じる。これらの結果から,人々が述べる主観的睡眠感はその人の睡眠の状態をかなり正確に表現していると考えられる。また,寝室環境が変化した場合,睡眠状態が変化し,環境への順応性に個人差があった。
- 大阪府立大学の論文
- 2004-03-01
著者
-
井上 智子
広島県立保健福祉大学
-
井上 智子
大阪府立大学看護学部看護学科
-
井上 智子
大阪府立大学 看護学部
-
青山 ヒフミ
大阪府立大学看護学部看護学科
-
青山 ヒフミ
岐阜県立看護大学
-
青山 ヒフミ
大阪府立看護大学
-
高辻 功一
大阪府立看護大学
-
古賀 輝美
大阪府立看護大学
-
和田 恵美子
大阪府立看護大学
-
勝部 晃子
大阪府立看護大学
-
新田 紀枝
大阪府立看護大学
-
井上 智子
大阪府立看護大学
-
青山 ヒフミ
大阪府看護大
-
和田 恵美子
大阪府立大学 看護学部
-
高辻 功一
大阪府立大学看護学部
-
井上 智子
東京医科歯科大学 大学院
-
新田 紀枝
大阪市立大学医学部看護学科非常勤
-
青山 ヒフミ
大阪府立大学
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