インドネシアの林産物輸出拡大政策と木材市場の特徴に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
インドネシア開発計画の初期投資において大面積の天然林を有する同国は,国の収入を生み出すため,林業部門を振興した.この目標を実現するために,同国政府は国内投資促進のための税の優遇措置,丸太輸出の規制および禁止,輸出用製材品への高い税と最低価格の設定,輸出促進といっ力経済手段を伴う政策を打ち出した.その結果,森林伐採梅と製材・合板業は数と生産能力の両面で急速に増加した.発展を続ける木材産業の成功は持続可能な森林資源経営によってもたらされているのではない.森林伐探梅の履行初めに導入されたインドネシア択伐法は大面積の天然林の劣化をもたらしている.木材産業は高い生産能力を有しており,短期間で供給できる丸太を求めているが,しかし天然林は持続的でない森林施薬の結果,かなり減少している.新しい政府の政策によって天然林資源と同様に木材産業も安定的に育成されるにちがいない
- 2004-12-01
著者
-
篠原 武夫
琉球大学農学部林学科
-
ダルスマ ドゥドゥン
Faculty of Forestry, Bogor Agricultural University
-
ダルスマ ドゥドゥン
Faculty Of Forestry Bogor Agricultural University
-
イテャワンデイ イン
ボゴール農科大学林学部森林経営学科
-
ダルスマ ドゥドゥン
ボゴール農科大学林学部森林経営学科
関連論文
- 中国黒竜江省松花江林業管理局における森林経営の展開
- 経済改革以降における国有林の新たな展開 : 中国黒竜江伊春林業管理局を事例として
- 最近の沖縄本島における森林組合と沖縄県森林連合会の経営に関する研究
- 東南アジア諸国林野制度の比較制度史的研究 (II) (林学科)
- フィリピンの林野制度 (I) : スペイン植民地期(林学科)
- 沖縄県における森林組合作業班の活動特性
- 中国南方集体林における株式合作林場経営に関する一考察 : 湘南省靖州県芳団三組株式合作林場の事例を中心にして
- 戦前期の沖縄県における薪木の流通構造について(林学科)
- 琉球列島の森林・林業に関する若干の所見(生物生産学科)
- インドネシア・ジャワ島の私有林経営の特徴 : 2事例調査を通して
- 沖縄県における林業事業体の経営に関する研究
- 日本の林業生産の特質に関する研究(生物生産学科)
- 沖縄島北部における常緑広葉樹林とリュウキュウマツ林の土壌の理化学性比較
- 中国黒竜江省牡丹江林業管理局における木材生産経営の展開
- インドネシアの林産物輸出拡大政策と木材市場の特徴に関する研究
- 戦後の沖縄県における木材市場の展開 (II) : 輸入材について(林学科)
- 中国南方集体林における工程封山育林林業株式合作制度 : 湖南省叙浦県の事例を中心にして
- 中国南方集体林における所有形態と経営方式の歴史的変遷 : 湖南省の事例を中心にして
- 中国南方集体林区の実態とその特徴
- 本土復帰後の沖縄県の森林組合経営に関する研究
- 経済改革開放下の中国南方集体林における林業株式合作制度の展開 : 湖南省靖州県の事例を中心にして
- 中国黒竜江省牡丹江林業管理局における木材流通の展開
- 新中国建国後における湘南省造林・緑化事業の展開
- 沖縄県の特用林産物の生産・流通に関する研究
- 沖縄県国頭村・東村民有林の林業的利用に関する研究
- 沖縄島北部における常緑広葉樹林の林分構造と樹種多様性(Journal of Forest Research)
- 沖縄県産材の加工・流通に関する研究
- 戦後の沖縄県における木材市場の展開 (I) : 島産材について(林学科)
- 琉球列島の森林・林業の実態に関する特別報告(英文和訳資料)(林学科)