ヤマモモを害するカキノキカキカイガラムシの分布・被害について
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概要
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近年,関西地方の一部でヤマモモに寄生するカキノキカキカイガラムシの多発生が指摘されているが,本種は外来昆虫の疑があり,今後の動向が注目される.本報告は,筆者らが1975年以来同種の分布・被害等について調査した結果を要約したものである.1.本種の分布は,第2図に示すように兵庫・大阪・和歌山・徳島・岡山の1府4県にわたる.従来考えられていた大阪湾沿岸地帯以外にも,かなり広く分布している.2.発生程度からいうと,淡路島を含めて大阪湾を囲む地域に比較的濃厚に分布し,ヤマモモの被害もこの地帯に多い.3.本種の分布・被害の推移や,多発生の要因等についても若干の考察を行った.
- 千葉大学の論文
- 1979-02-28
著者
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