尿所見の日内変動に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
平成5年度に住友生命名古屋診査センター所属のM社医およびS社医が診査した1646例(男:女=1254:392,年齢14〜73歳,平均37.6±11.5歳)を対象として,尿蛋白および尿糖陽性の頻度を,診査時刻および季節ごとに検討した。季節ごとの尿蛋白・尿糖陽性の頻度には,差異は認められなかった。診査時刻による尿蛋白陽性の頻度にも差異は認められなかったが,尿糖陽性の頻度には,食餌の影響と考えられる日内変動を認め,10時以前の尿糖陽性の頻度が最高で8.7%,10-11時の頻度が2.3%で最低であった。その比は,3.8倍にもなった。これらの結果は診査時刻別に,それぞれの尿糖陰性・陽性の死亡指数を比較検討する必要を示唆するものと考察される。
- 日本保険医学会の論文
- 1999-12-17
著者
関連論文
- 尿所見の日内変動に関する研究
- 診査場所による血圧値の異同
- 3.医学的情報交換制度について
- 医学的選択よりみた告知体重の信頼性
- 血液検査実施の再検討
- 死亡診断書にみる心・脳血管疾患について
- 地域別にみた当社血圧値別死亡統計について
- 当社の体格別死亡指数
- 払込み方法別当社死亡指数
- 4.早期死亡統計(早期死亡の現状と問題点)
- 給付歴よりみた告知の正当性について
- 心電図所見よりみた当社死亡状況(その2) : 心電図記録理由別死亡状況
- 心電図所見よりみた当社死亡状況(その1) : 当社心電図所見別死亡状況
- 昭和59年観察当社標準下体死亡統計