診査場所による血圧値の異同
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概要
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平成5年度に住友生命名古屋診査センター所属のM社医およびS社医が診査した1489例(男:女=1122:367,年齢14〜73歳,平均37.9±11.7歳)を対象として,これらを診査場所により,診査センターでの宅診(宅診群),自宅への往診(自宅群),勤務先への往診(勤務先群)の3群に分け,それぞれ収縮期血圧,拡張期血圧を検討した。年齢と性の影響を除いても,宅診群は勤務先群とくらべて,収縮期血圧,拡張期血圧ともに低く,収縮期血圧だけを見れば,宅診群は自宅群とくらべても低かった。WHO分類による正常血圧の頻度も,宅診群は自宅群・勤務先群より高かった。これらの結果は,宅診群・自宅群・勤務先群に分けて,それぞれの血圧値別に,死亡指数を比較検討する必要を示唆するものと考察される。
- 日本保険医学会の論文
- 1998-12-15
著者
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