医学的選択よりみた告知体重の信頼性
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概要
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医学的選択における告知体重の信頼性,および,体格評点の算出に,胸囲・腹囲測定が必要か否かを検討するために,男性400名,女性99名について,告知体重と実測体重を調査した。その結果,男女とも実測体重が大きくなるほど,過小告知(すなわち美化告知)する比率が増大する傾向がみられた。逆に,実測体重が小さくなるほど,過大告知すなわち実測体重よりも重く告知する傾向がみられた。これらは美容上の願望も働いていると思われるが,少なくとも死亡指数の高い肥満体では,体重実測が不可能な場合,胸囲・腹囲測定は必要と考えられた。
- 日本保険医学会の論文
- 1994-12-15
著者
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