スクリュー型人工心臓による流量制御

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概要

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スクリューポンプ(非拍動流)による血流量制御の可能性を調べるために,スクリュー型人工心臓を製作し,動物実験を行った。製作した人工心臓は直流モーター駆動式で,ニトリルゴム製のステーターの中でステンレス鋼製のローターが毎分100〜2600回転の速度で回転することによって,最大6.8lmin^<-1> の流量を移送できる。この人工心臓を体重15〜31kgの雑種成犬に適用し,ステーターが内臓されるところのケーシングに改良を加えつつ,左心バイパス2例,右心バイパス3例を0.5〜6.0時間施行した。その結果,(1)ローターの回転速度に比例して血流量を制御できた。(2)5例中2例の動物実験において,製作したスクリュー型人工心臓によって安静時分時心拍出量以上の流量を移送し得た。以上のことから, スクリューポンプによって血流量を制御できることがわかった。
北里大学の論文
1985-12-31

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