教育学部学生における学習動機と自我同一性との関連
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概要
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本研究では,教育学部学生の学習動機と自我同一性の様相及び勉学をめぐる意識実態を把握すると共に,その中で学習動機構造の変化に対応する自我同一性の発達方向を探ることを目的とした。質問紙調査の結果を1年生と3・4年生に対象を絞って分析した。主たる結果と考察は次のようである。(1)学習動機では「実用・充実志向」の動機が強く,それは自我同一性の中の「心理社会的同一性」及び「対自的同一性」と大きな関係がある。(2)この関係を強化している要因として,将来目標の明確さ-将来の進路を意識した勉学への取り組み-将来の進路に対する現在の勉学の有用感,という「将来展望に基づく勉学」が想定される。(3)学習動機構造の変化が自我同一性を高める方向に寄与する可能性が示唆された。
- 宇都宮大学の論文
- 2005-04-01
著者
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