形状の異なる計量スプーンを用いた場合の調味料の重量比較
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概要
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計量スプーンを用いて計量する方法は広く普及しており,一般家庭においても95.5%と高い所持率を示している.計量スプーンを使用する際に参考にする調理関係の出版物には,「計量スプーンによる重量表」の数量が記載されているが,それらの数量が出版物によってかなりの相違がみられる.そこで本研究では,計量スプーンを使用する機会の多い栄養士養成課程の学生に計量スプーン使用に関するアンケート調査を行うと同時に,市販されている計量スプーンの各メーカーによって認められる計量差を調査した.一般家庭に多く常備されている調味料を実測して比較検討を行った.その結果,計量スプーンの形状が各メーカーによって不統一であることから相当な計量差を認めた.従って,計量スプーンを使用する場合には,およその目安として使用することが示唆され,1〜2g以下の数値で味が左右される調理などにはデジタル秤や電子天秤を使用することが望まれる.
- 名古屋文理大学の論文
- 2005-03-31
著者
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宮澤 節子
名古屋文理大学専攻科食物科学専攻
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猪飼 弘子
名古屋文理大学専攻科食物科学専攻
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内田 初代
名古屋文理大学
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鈴木 梨江
名古屋文理短期大学
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芳木 信子
名古屋文理短期大学
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猪飼 弘子
名古屋文理大学
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宮澤 節子
名古屋文理大学
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