冷凍食品の利用に関する一考察(第1報) : 女子学生の家庭における利用状況
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概要
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近年, 食品産業の急速な発展により, そう菜, 冷凍食品などの調理済食品が多く出回ったり, 家庭の食事の外食化が進行し, 食生活内容は画一化の傾向にある.このような現状をふまえ, 女子学生家庭の冷凍食品利用の現状を把握するため利用頻度, 利用開始年等の調査を行った.その結果, 利用頻度は「週1〜2回」の利用が最も多く, 20年前の調査とあまり変わらない状況となったため, 生産量, 消費量の増加は, 業務用からの利用が浸透しているものと考えられた.職業の有無による冷凍食品利用状況は, 有職者と無職者で利用頻度, 生鮮食品との価格意識及び購入保存状況について差はなく, 仕事があるなしにかかわらず, 冷凍食品が利用されていることがわかった.利用開始年は, 3年前から5年前に利用している家庭が約60%を占め, 本学生が高校1〜3年生頃の年齢だと考えられた.また, 利用動機について対象家庭を在住地別, 職業別, 料理担当者別に分類した結果, 各群とも「弁当を作るようになった」ことが最も多かった.利用動機と利用開始年の関係では, 利用動機が弁当利用と弁当利用以外の間で有意差が認められたことから, 冷凍食品が弁当に利用されていることが推察できた.
- 名古屋文理大学短期大学部の論文
- 1996-04-01
著者
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