健康づくりプログラム参加者の体力の変化(自然科学編)
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概要
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本研究は、日常生活における運動の習慣化による体力の向上を目指した健康づくりプログラムの開発を目的に、「いきいきフィットネス教室」と称する健康づくりプログラムを実施し、参加者の体力の変化を調査した。プログラムでは、家庭や地域で身体活動を継続するために必要な知識や実践力を養うことを主眼においた講義・実技を行い、ウォーキングと器具を用いない筋力トレーニングが運動の中心であった。プログラムは16週に渡って開催され、4週毎に4クールに区切られた。被験者には、運動習慣の「きっかけ」のためチェックシートによる行動記録を課した。これらが記録された日数は、後半の3・4クールには減少した。また、ライフコーダーにより記録された歩数は、中盤の2・3クールに減少しており、1・4クールに差はなかった。一方、プログラム期間の前後で、立ち幅跳び、反復横とび、30秒上体起こし、1000m急歩が有意に向上した。本研究で行ったウォーキングと筋力トレーニングを中心にした健康づくりプログラムは、体力の向上に有効であったと考えられる。
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