スポーツ行動と規範意識、規範行動に関する研究 : 北九州市内の高校生の場合(自然科学編)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では高校生229人(男子102人、女子127人)を対象とした質問紙調査を行うことにより、高校生のスポーツに対する意識や行動と自尊心や精神的健康感、規範意識との関係を明らかにすることを目的とした。結果は高校生の運動やスポーツに対する興味は全体で80.2%と非常に高く、男子のほうが女子より高く、スポーツに興味のある生徒ほどスポーツの実施率が高かった。また運動やスポーツに対する親の関心度が高い生徒のほうがスポーツを実施していた。体育の授業以外にスポーツを実施している者の方がスポーツを実施していない者よりも精神的健康度、自尊心ともに高いことが示された。スポーツの実施と規範行動(ゴミ箱がないところでのゴミ捨てや公共の乗り物でのマナー、交通ルール)については、体育の授業以外にスポーツを実施している生徒とスポーツをしていない生徒との間には規範行動、意識ともに違いは認められなかった。今後はさらに児童期、幼児期まで遡り規範意識、規範行動についての多角的調査の必要性が示唆された。
著者
関連論文
- スポーツ行動と規範意識、規範行動に関する研究 : 北九州市内の高校生の場合(自然科学編)
- 少年バレーボールチームにおける達成感と規範行動の関連 : Yジュニアバレーボールチームの場合(自然科学編)
- ジュニアバレーボールチームにおける達成感に関する縦断的研究
- バレーボールのゲームにおけるリベロプレイヤーのレシーブとラリー継続回数の関係(自然科学編)
- 健康づくりプログラム参加者の体力の変化(自然科学編)
- 健康づくり教室参加者の心理的変化に関する研究(自然科学編)
- 女子短期大学卒業生における運動参加パターンに関する研究(自然科学編)