地域精神保健活動を推進するネットワークづくり : 専門職者の意見

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近年、地域精神保健活動を推進するには保健・医療・福祉が連携し、地域で暮らす精神障害者の生活を支えるネットワークづくりが鍵といわれている。しかし、それぞれの専門職者がそれぞれの立場で活動をしており、ネットワークづくりはまだ確立されていない状況である。本研究は、地域精神保健活動に携わっている専門職者に対し、連携やネットワーク、実践活動についてどのような意見をもっているのか、彼等の認識と戦略を明らかにし具体的なネットワークづくりについて考えることを目的とした。対象者は看護婦、保健婦、ケースワーカ、精神保健福祉相談員、作業所指導員、医師等14名であり、半構成的質問紙を用いて面接を行なった。データーは許可を得て録音し、遂語録に起こし内容を質的に分析した。その結果、専門職者は広がりのあるネットワークづくりの実践を認識し、当事者が心地良いと思う生活を支持していくことに意見の一致がみられた。地域精神保健活動を推進するネットワークづくりには、事例を通して専門職者が連携することが必要であり、それは専門職者の態度と姿勢にかかっているのではないだろうか。そして具体的なネットワークづくりの方策を4つ提示した。
神戸大学の論文

地域精神保健活動を推進するネットワークづくり : 専門職者の意見

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