単身の統合失調症者に対する訪問看護師の援助
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は、単身の統合失調症者に対して訪問看護師が具体的にどのような援助を実践しているのか、訪問看護における援助内容と看護技法を検討することである。対象は精神科訪問看護師4名(女性3名、男性1名)と、利用者5名(女性2名、男性3名)である。研究者が訪問看護に同行して参加観察を行い、許可を得て場面を録音した。全体で10回の訪問場面の録音を逐語録にし、観察事項を加えた記録を作成し分析した。その結果、訪問看護師の援助内容として、1)現在の生活の維持・向上 2)他機関・他職種との連携 3)治療・看護の継続として3つのカテゴリーを抽出した。看護師が直接手を出す援助を実際的援助として7つのカテゴリーを、援助時のかかわり方を看護技法として8つのカテゴリーを抽出した。そして精神科訪問看護師の特徴的な看護技法を提示した。
- 日本精神保健看護学会の論文
- 2004-05-31
著者
関連論文
- 触法精神障害者の看護に関する研究 : 文献検討
- 地域に住む精神障害者の生活と意見
- 痴呆老人の言動パターンとケアワーカーの対応パターンの研究(1) : 老人施設におけるパイロットスタディの分析
- 慢性的な健康障害をもつ子どもの主なケア提供者のもえつきと関連要因 : 子ども・家族の背景と家族の病の捉え方に焦点をあてて
- 慢性的な健康障害が患者家族に及ぼす影響 : 養育期の子どもを持つ慢性関節リウマチ患者がその家族に与える影響と関連要因
- 慢性的な健康障害をもつ子どもを養育する家族の対処と関連因子 : 家族対処パターンと病児の健康状態・家族特性との関連
- 慢性的な健康障害を持つ小児の家族のリソースと関連要因
- 地域精神保健活動を推進するネットワークづくり : 専門職者の意見
- 地域精神保健に関する研究 : 文献検討
- 地域に住む精神障害者の生活とその支援
- 在宅精神障害者の地域生活支援の推進
- イギリスにおける近代化と精神医療 : 精神障害はどう対応されてきたか
- 批判的内省研究の分析方法の検討
- 地域に住む精神障害者の生活とその支援
- 近畿圏内における精神科訪問看護師の看護支援(第2報)
- 単身の統合失調症者に対する訪問看護師の援助
- 人生半ばにおける危機についての考察 : 独身看護婦の生き方を通して