地域産業再生のための情報化と金融
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ビジネスのグローバル化, 情報化, 規制緩和・自由化の進展により, 金融の主要な担い手である銀行も, 大掛かりな合併や業務再編により, 百貨店/ワン・ストップ・ショッピング型, ブティク型, スーパーリージョナル/リージョナル型, 決済特化型など, それぞれの置かれた条件と特色とを最大限生かしつつ多様なタイプの実現に向けて胎動し始めている。ところで, 地域経済産業を再生し活性化するためには, 例えば愛知県の場合, 情報通信技術 (ITT) 産業の振興を図ることが一つの方策として考えられる。こうしたITT分野におけるベンチャー企業を起業・育成するためのファイナンスには, この分野で先行する米国銀行の事例を検討するとき, リレーションシップ・バンキング・ビジネス・モデルを志向したところの本邦リージョナル型金融機関 (地方銀行, 第二地方銀行, 信用金庫, 信用組合) との親和性の極めて高いことが窺える。かくして, 地域産業再生のための情報化に対して地域金融機関に期待される役割は非常に大きいと言える。
- 2005-09-30
著者
関連論文
- 中国人民元について
- 東アジア経済統合と外国為替相場制度
- 国際金融の新たな枠組み : 展望
- 東アジアの通貨金融統合 : 理論的考察
- 開放経済下の金融政策と為替レート変動
- 為替レート変動と通貨建て選択--理論と実証
- 新IS-LM体系--理論的・実証的分析
- 開放経済下の"新"IS-LM体系と日米経済
- 価格転嫁調整と米国国際収支
- 外国為替相場制度 (3) : 経済厚生
- 為替レートの変動と外国為替市場
- 中国人民元論考
- 二国間開放マクロ経済モデルの統計的検証--マルコフ連鎖モンテカルロ法を中心として
- 根津永二先生のこと (根津永二教授退職記念号)
- 購買力平価--理論と実証
- 開放経済下のビジネス・サイクル : 構造VARによる実証分析
- 為替レートの変動と価格転嫁調整 : 理論と実証
- 東アジア通貨金融統合と経済厚生
- 最適通貨圏
- 外国為替相場制度(2) : 評価
- 東アジアにおける国際金融の新たな枠組みについて(経済・金融領域)
- 変動相場制と価格設定
- 金融政策の国際間伝達効果分析
- 地域産業再生のための情報化と金融
- 情報技術(IT)と日本の銀行業
- 外国為替相場制度 : 再考
- 情報技術(IT)と金融戦略の新展開
- 変動相場制と日本経済 : 新開放マクロ経済理論に依拠した小規模計量モデル推計を中心として
- 日本経済学会2012年度春季全国大会 鈴木報告に対するコメント