富山県の雪崩災害(1880/81〜1998/99)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
富山県における雪崩災害を1880/81年から1998/99年冬までの119年間地方新聞記事から収集し, 整理した. 調査期間内の雪崩災害件数は423件で, そのうち188件は死傷者を伴った. 死者数は507名, 負傷者数は213名であった. 平均発生件数は3.6件/冬期であった. 全期間のほとんどの死者数は作業中の302名であった. 雪崩災害のピークは第II期(1926〜1945)であり, 登山者やスキーヤーなどの被害は第III期(1946〜1972)に急激に増加している. 雪崩発生のピーク月は2月であり, 発生時刻は正午過ぎ(12時〜15時)であった. 雪崩災害が多発した地域は東砺波郡, 下新川郡, 道路・鉄道沿線, 北アルプスであった.
- 独立行政法人防災科学技術研究所の論文
- 2000-03-31
著者
-
和泉 薫
新潟大学積雪地域災害研究センター
-
五十嵐 高志
長岡
-
五十嵐 高志
長岡雪氷防災実験研究所
-
山田 穰
長岡雪氷防災実験研究所第1研究室
-
和泉 薫
新潟大学積雪地域災害研究センター(防災科学技術研究所)
-
大関 義男
森林総合研究所十日町試験地
関連論文
- 水無川の流域特性と雪泥流発生時の気象特性
- (55)環境条件別断熱材性能比較実験(5共同研究)
- 北海道の雪崩災害資料 (1902〜1996年)
- 中国黒竜江省嘉陰・蘿北の気象観測資料(その2)
- 中国黒竜江省嘉蔭・蘿北の気象観測資料(その1) : 1992年11月〜1993年7月
- 塩沢において観測された降雪の化学的性状と黄砂の影響について
- 2000年6月新潟県浅草岳で発生したブロック雪崩災害の実態
- 薬剤散布による氷板及び圧雪の表面状態と力学的性質の変化
- (2)雪氷災害に関する調査研究(d.雪氷防災,2.経常研究,2.(1)研究課題一覧,2.研究活動)
- デジタル式荷重測定器を利用した積雪の硬度測定
- (2)雪氷災害に関する調査研究(c.雪氷防災,2.経常研究,2.(1)研究課題一覧,2.研究活動)
- 3.1.9 雪氷とその変動に伴う災害防止技術の高度化に関する研究(雪害対策特別研究,3.1 特別研究,3. 研究業務)
- 3.4.1(2) 雪崩危険予測のためのナウキャスティングマップの開発に関する研究(3.4.1 官民特定共同研究,3.4 科学技術振興費による研究,3. 研究業務)
- 3.3.4 衛星搭載マイクロ波放射計による降雪雲の水物質分布に関する研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.4.1(2) 雪崩危険予測のためのナウキャスティングマップの開発に関する研究(3.4.1 官民特定共同研究,3.4 科学技術振興費による研究,3. 研究業務)
- 3.3.4 衛星搭載マイクロ波放射計による降雪雲の水物質分布に関する研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.3.1 暖地降積雪の性状に関する研究(II)(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.1.7 地域社会の雪害防止技術に関する総合的研究(雪害対策特別研究,3.1 特別研究,3. 研究業務)
- 3.7.4(1) 乾雪表層雪崩の発生予測とその衝撃力に関する研究(3.7.4 個別重要国際共同研究,3.7 科学技術振興調整費による研究,3. 研究業務)
- 3.4.1(2) 雪崩危険予測のためのナウキャスティングマップの開発に関する研究(3.4.1 官民特定共同研究,3.4 科学技術振興費による研究,3. 研究業務)
- 中国黒竜江省蘿北県の積雪と気象観測
- 中国黒龍江省で測定された積雪のpHとEC
- 氷の樋の中を流れる水の過冷却
- 長岡における積雪観測資料(17)(1992.11〜1993.3)
- 3.3.1 暖地降積雪の性状に関する研究(II)(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.1.7 地域社会の雪害防止技術に関する総合的研究(雪害対策特別研究,3.1 特別研究,3. 研究業務)
- 3.1.7 地域社会の雪害防止技術に関する総合的研究(雪害対策特別研究,3.1 特別研究,3. 研究業務)
- 日本海沿岸平野部の広域積雪調査 II
- 雪氷災害の地域特性の研究
- 2004年-05年冬季に新潟県中越地域を襲った豪雪と積雪深分布の変化
- 2005年11月北アルプス立山連峰浄土山で発生した雪崩事故について
- 冬期の山間部における幹線国道の交通流の実態
- ボストン氷って何ですか?
- 「新潟焼山における地熱水モニタリングシステムの構築と火山災害予測に関する研究」について
- 3.3.5 レーダーによる降雪と積雪の相関に関する研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.3.2 レーダーによる降雪と積雪の相関に関する研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 低バックグラウンド液体シンチレーション法による極域雪氷試料中のHTO濃度測定
- 2001年1月4日新潟県中里村で発生した地震による雪崩
- 2001年2月9日の新潟県南魚沼郡塩沢町鎌倉沢における河川内積雪水当量および積雪層構造
- (2) 雪氷災害に関する調査研究(c.雪氷防災,2. 経常研究,2.(1) 研究課題一覧,2. 研究活動)
- 3.3.8 雪氷圏巨大崩壊現象に関する基礎的研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.3.2 小河川を覆った積雪の変態と人身被害の相関に関する研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.1.10 雪氷とその変動に伴う災害防止技術の高度化に関する研究(雪害対策特別研究,3.1 特別研究,3. 研究業務)
- 土石流によって形成された北アルプス白馬大雪渓上の大規模な溝
- 長岡における積雪観測資料(21)(1996.11〜1997.3)
- 3.3.4 衛星搭載マイクロ波放射計による降雪雲の水物質分布に関する研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.3.1 融点近傍にある積雪の変態ならびにそのシミュレーション的研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.1.8 雪氷とその変動に伴う災害防止技術の高度化に関する研究(雪害対策特別研究,3.1 特別研究,3. 研究業務)
- 長岡における積雪観測資料(20)(1995.11〜1996.4)
- 3.3.1 融点近傍にある積雪の変態ならびにそのシミュレーション的研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 長岡における積雪観測資料(19)(1994.11〜1995.4)
- 長岡における積雪観測資料(18)(1993.11〜1994.4)
- (2) 乾雪表層雪崩発生の制御と防御に関する研究(3.7.4 個別重要国際共同研究,3.7 科学技術振興調整費による研究,3. 研究業務)
- 3.3.1 暖地降積雪の性状に関する研究(II)(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 雪煙を伴う雪の流れの内部構造
- 長岡における積雪断面観測資料(1991.12〜1997.3)
- 富山県の雪崩災害(1880/81〜1998/99)
- 雪環境による被害の種類
- 新世代ラムゾンデによる雪崩予報のための積雪層観測
- 雪泥流災害と雪泥の力学的性質
- 雪泥流の衝撃力測定実験
- 3.3.1 融点近傍にある積雪の変態ならびにそのシミュレーション的研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 近年の雪による人身事故(研究発表)
- 雪氷現象による被害
- 屋根雪と被害
- 3.3.2 小河川を覆った積雪の変態と人身被害の相関に関する研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.3.2 雪氷災害の発生に関する統計的研究(II)(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 吹雪防雪棚の風向による効果
- 日本における"なだれ"現象の認識とそれを表す言葉の変遷
- 低密度の雪の圧縮粘性係数と密度の関係
- 本州におけるしもざらめ雪の分布
- 3.3.2 雪氷災害の発生に関する統計的研究(II)(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.3.6 雪氷災害の発生に関する統計的研究(II)(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 3.3.4 雪氷災害の発生に関する統計的研究(3.3 経常研究,3. 研究業務)
- 1990年2月11日の長野県栂池スキー場における雪泥流災害について
- 軟岩地帯の雪崩防止柵基礎に関する検討(雪崩防災研究)
- 平田賞を受賞して
- 雪氷災害研究グループの現状と展望
- 地域活性化のための雪活用のすすめ : 福井における地域生活と雪との関わり
- ブロック雪崩とはどのようなものですか?
- 雪国における防災の知恵 : 雪崩の災害文化を考える(研究発表)
- 近頃雪崩災害を忘れていませんか (自然災害と防災研究)
- 新潟県山古志村における冬期気象観測(7) 1988-1989年( 昭和63- 平成元年) 冬期
- 新潟県能生町島道鉱泉の表層雪崩について
- ぬれ雪の硬度 II
- ぬれ雪の硬度