立位動作訓練法に対する反応経過の分析 : 重度重複障害児をとりあげて
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概要
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運動障害,情緒障害,知能障害をあわせもった重度重複障害児に対し,動作法を適用し,訓練における動作変容経過と,日常での行動,動作変容経過との対応関係が分析された。結果を要約すると,1.訓練に対する抵抗,興奮が自己抑制される過程で,徐々に行動,動作変容がみられた,2.それぞれに学習された身体各部位の動作が統合され,高次な統合動作としてまとまると,日常での動作が著しく進歩した。一方,行動に顕著な変化がみられたのは,高次な統合動作が学習される過程に対応していた,3.動作の学習に混乱が生じたと考えらる時期には行動変容のスピードがダウンした。以上の結果から,訓練における子どもの学習内容,訓練が子どもにとってもつ意味について,外界からの刺激を受け入れるための子どもの側の学習条件の形成という観点から考察された。
- 1987-04-15
著者
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