有機性廃棄物の混合堆肥化に関する基礎的研究,特に生ごみを中心として
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概要
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有機性廃棄物のリサイクル方法としては,今日,堆肥化が一般的である。筆者らは,リサイクルに"地産地消"の観点を加味し,本学農学部厚木キャンパス内で排出される各種有機性廃棄物の混合による混合堆肥化に関する一連の試験研究を行っている。本報は,従来の牛糞の堆肥化における(生牛糞+籾殻)を対照区とし,これに生ごみを加えた実験区(生牛糞+籾殻+生ごみ)の他,各種有機性廃棄物を加えた実験区を設け,混合堆肥化試験を行ったところ,1,2の知見を得たので,その結果につき報告する。すなわち,1)実験区(生牛糞+籾殻+生ごみ)では,対照区(生牛糞+籾殻)に比べ,堆肥化における初期温度が高温で推移したこと,2)これに米糠,戻し堆肥を添加した区(生牛糞+籾殻+生ごみ+米糠ないし戻し堆肥)は,さらに初期温度が高温かつ安定的に推移したこと,等を確認した。
- 東京農業大学の論文
- 2002-03-20
著者
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