可聴域音波の広指向性と回折を利用した同時複数物体定位と遮蔽物検出(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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本論では広指向性をもつ可聴域の音波を使用し、その反射音を計測することにより広範囲にある複数物体に対し1計測で位置推定を行う手法について報告する。複数物体においてオクルージョンが発生する場合も音波の回折現象を利用することにより、遮蔽された物体の位置検出をも可能であることも検証している。本手法の基本は、可聴域音波の反射音場を音響伝播理論であるAcoustical Holography(AH)を用いて予測し、音強度分布より物体の位置を推定するものである。さらに実測に耐える手法も構築し、単一物体、複数物体、複数(オクルージョン)物体についての定位実験をシミュレーション・実環境それぞれで行い、その有効性を示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-01-19
著者
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