職域保健における男性従業員の定年時の歯科治療状況

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
某銀行健康保険組合の定年時にあたる64,65歳の28名の男性を対象に口腔内状態を調査した。その結果,第三大臼歯を含めると,一人平均現在歯数は20.1歯,健金歯数は9.7歯,処置歯数は10.0歯であった。また,32歯を保有している者は28名中2名であり,20歯以上保有している者は68% (19名)であった。第三大臼歯を除くと一人平均現在歯数は19.0歯と,第三大臼歯を含めた結果より約1歯少なかった。28歯所有している者は4名で,平均咬合支持数は8.0であった。上下顎総義歯の者は3名,片顎のみ総義歯の者は2名であった。可撤性義歯(局部義歯および総義歯)を装着している者は50% (14名),固定式の架工義歯を装着している者は57% (16名)であった。上下顎の咬合状態を表すEichnerの分類のAに該当する者は12人(43%),Bは11人(39%),Cは5人(18%)であった。
有限責任中間法人日本口腔衛生学会の論文
2000-10-30

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク