教育水準と卒前・卒後教育(教育・管理系分科会)

概要

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近年, 理学療法士教育の問題を論ずるとき, 理学療法士の「資質」の低下が問題視され, また顕在化されて来てい。その質の低下の原因は何に拠るものか?養成教育制度の問題なのか, 学生の質に因るものなのか, はたまた教育者と臨床教育指導者の質もしくは能力の問題なのか, いずれにしても「質」を問うには, 理学療法士教育における教育水準の問題を避けて通ることはできないと考える。この教育水準というのは, 常に社会情勢とともにその教育環境を整え, 学問の体系化を図る指標ともなる教育内容そのものと考える。そして, その教育内容を教授する教育評価および教育方法の如何によって, 教育水準が変化するものと考える。さらに, 教育水準の向上のためには常に見直しを繰り返し, 是正を加えていかなければならないものと考える。歴史的には, 我が国にリハビリテーション理念が導入され, 近代公衆衛生学の第3次予防の領域から, リハビリテーション医学としての医療分野においてコメディカル専門職種の育成が唱えられた。
2005-02-20