不規則外力を受ける基礎構造物の非定常応答

概要

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弾性地盤中に埋設された剛なだ円柱のロッキング振動に関する周波数応答解析の結論の非定常不規則地震動への適用を試みたものである。まず, 表層地盤の単位衝撃応答関数を求め, 次いで基盤よりの入力地震加速度f(t)が確定関数ψ(t)と任意のスペクトルを持つ定常確率過程g(t)の積で表わされるとする。すなわちf(η, φ : t)=ψ(t)g(η, φ : t)=ψ(t)cos(ηt+φ)また確定関数ψ(t)と, 確率変数ηの確率密度P_q(η)については次式を用いている。ψ(t)=at/(t_p)exp(1-t/(t_p)), (t≧0)及びP_q(η)=(128)/3(η^4)/(η_p^5)exp(-4η/(η_p)), (η≧0)ただし, t_pはψ(t)が最大になるときの時間, η_pはP_q(η)が最大になるときの円振動数である。結果の1つとして波動の地下逸散性を考慮すると, 長軸方向の振動は単位衝撃応答関数は応答を縮小させ, 短軸方向では逆に増幅させる動特性が得られた。その他両軸の方向に関する動特性のいくつかがわかった。
1979-03-15