砂質土の弾性波速度に関する研究
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概要
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砂質土の弾性波速度を求めるために土の実質部分と間隙とから構成される媒質を対象として変形に関する仮定のもとに, 弾性定数と間隙との関係を示した。土の間隙率nに関して, 相対間隙率をn_eをn_e=(n-n_<min>)/(n_<max>-n_<min>)とおくと水で飽和している土の縦波及び横波の伝播速度v_l^b及びv_t^bは次式で表わされる。すなわち(v_l^b)^2=((1-n_e)(λ+2μ)+n_eκ)/((1-n)ρ_s+nρ_f), (v_t^b)^2=((1-n_e)μ)/((1-n)ρ_s+nρ_f)ここにλ, μはLameの定数, κは水の体積弾性係数, ρ_s及びρ_fは土の骨格の密度及び水の密度である。実験は三軸セルの中に超音波発振装置をつけ, 高周波パルスの通過時間を測定し伝播速度を求めた。結果として弾性波速度と有効側圧の関係, 同じく間隙率との関係を得た。次に横波の速度と標準貫入試験のN値との関係についてこれまでの資料を基にして検討し, 両者の関係を推定する経験式を導いている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1979-03-15
著者
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