血清タンパク質のコントロール電気泳動法
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概要
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血清タンパク質のポリアクリルアミドゲル電気泳動法を改良し, 分離能, 再現性を高めた. この泳動法は, 各ゲルの泳動距離を強制的に一致させるもので, 等質ゲルであれば, 0.7%以内のずれで泳動位置の良好な一致を示す. 改良した濃度勾配ゲルは, アスパラギン酸を先導イオンに用いたもので, ヒト血清で65-81本のゾーンが検出された. 牛新生仔血清の分析例では, 初乳中の7種類のタンパク質の移行が示唆され, トランスフェリンの質的, 量的変化が観察され, この方法が, 詳細な血清タンパク質の解析に応用され得ることが示された.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1981-02-25
著者
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首藤 文栄
北海道大学獣医学部家畜生化学
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三宅 陽一
北海道大学獣医学部家畜繁殖学教室
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久保 周一郎
北海道大学獣医学部生化学教室
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久保 周一郎
日本大学農獣医学部
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久保 周一郎
北海道大学水産学部水産生物化学教室
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久保 周一郎
北海道大学凾館水産専門学校
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