スリランカのツヤホソバエ類および 1 新種の記載(双翅目)
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概要
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スリランカのツヤホソバエ類については, これまで断片的な報告しかなかった。1987年に行われた文部省海外学術調査「南西アジアにおける人畜有害双翅類昆虫の動物地理学的研究」のスリランカでの調査において採集されたツヤホソバエ科ハエ類を調べた結果, 5属12種を同定した。これらのうち, 1種を新種として記載し, 4新記録種を含む11種を記録した。また, 従来知られていた1属2種を加え, 計6属14種の検索表を付した。新種のDicranosepsis prominulaは, インドから記載されたD. tibialis Iwasa et Tewariに類似しているが, 雄の交尾器のepandriumの先端部(二又の上部)に三角状の突起を有すること, epandriumの腹面基部が直角を成すこと, および雄の後脚第一趺節に長い剛毛列を有することなどにより区別できる。
- 1994-03-15
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