マダニ類の生態学的研究 : 1. 埼玉県南西部低山帯における植生上と野生動物上のマダニ類
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概要
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In order to clarify the component species of ixodid ticks in the low mountain zone, surveys of ixodid ticks on wild animals were made from 1976 throught1984,and on vegetations by flagging method from 1981 through 1983,in the southwestern area of Saitama Prefecture. 1. On vegetations, 25,086 ticks of five species belonging to two genera were collected. Haemaphysalis flava (all stages) was the predominant species, which constituted 96.8% of the total flagging collection, and was followed by Ixodes ovatus (adults), I. nipponensis (larvae, nymphs, adults), I. turdus (larvae, nymphs), and I. tanuki (adults). 2. From medium-sized mammals, 5,065 ticks of seven species belonging to two genera were collected. H. flava (larvae, nymphs, adults) occupied 98.8% of the total parasitic ticks, and was followed by I. tanuki (adults), I. nipponensis (adults), I. persulcatus (adults), I. ovatus (larvae, adults), larval Ixodes sp. LC, and nymphal Ixodes sp. NS. 3. From wild mice and moles, 104 immature Ixodes ticks of four species were collected. I. ovatus constituted 63.5%, and I. nipponensis, I. persulcatus, and larval Ixodes sp. LY followed it. Any stages of H. flava were not collected from small mammals. 4. One thousand, three hundred and nineteen Kanahebi lizards, Takydromus tachydromides, were also surveyed from 1982 through 1984,and 1934 larvae and 730 nymphs of I. nipponensis were collected. Average percentage of parasitized lizards was 67.5%, which was much higher than that of small mammals of the survey area.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1986-12-15
著者
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