実験条件下で観察されたフタトゲチマダニ若虫の秋における吸血活動
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概要
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卵から飽血幼虫期まで24℃, 16L-8Dの日長条件下で飼育し, その後, 屋外に置いたフタトゲチマダニ若虫の吸血活動を実験室内(24℃, 16L-8D)で観察した。ウサギに吸血させた若虫の飽血率は10月において高かったが, 11月から低下した。卵期から実験室内で飼育した若虫の飽血率は10月から12月まで高かった。これらの結果は秋の短日によって誘導された行動休眠が屋外に置いた若虫に起こったことを示唆する。しかし, 若虫の飽血率は12月においてでさえ20%を超えたことから, 秋に行動休眠に入る若虫の割合は低いものと思われた。
- 日本衛生動物学会の論文
- 2000-06-15
著者
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