植生上のキチマダニ新世代成虫の夏の活動に関する実験的解析
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概要
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夏(2001年6月, 2003年7月)と秋(2003年10月)に野外から採集したキチマダニ成虫の活動を屋外に置いたプラスチック円筒内で観察した.夏に採集した成虫はプラスチック円筒内に放たれた直後は活発な活動を示したが, すぐに低下し, 翌春には全く活動が見られなかった.一方, 秋に採集した成虫はプラスチック円筒内に放たれた後, 翌春まで活発な活動が見られた.キチマダニ新世代成虫は脱皮した年の翌年の春においても活発な活動を示すことから, 夏に採集した成虫は新世代成虫を含まないと考えられる.秋に採集した成虫は翌春まで活動が見られたことから新世代成虫を含むと考えられる.野外ではキチマダニの新世代成虫は秋に活動を開始するものと思われる.
- 2005-03-15
著者
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藤本 和義
Department Of Allergy And Immunology Saitama Medical School
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藤本 和義
Saitama Medical University College
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