不安定腰椎に対する後側方固定術についての検討
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概要
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神経症状を伴った不安定腰椎51例に対する腰椎後方固定術(PLF)の効果と問題点を検討した.Solid union(S∪)が53%,Fibrous union(FU)が33%で,従来の報告より癒合の成績は劣ったが,症状の改善は92%で得られた.しかもSUとF∪でその成績に差はなかった.Poor例は術前のSlip angleが10以上か,anterior displacementが10mm以上であった.1椎間固定例で術前後彎例の79%が術後後彎が軽減したか,前彎化した.2椎間固定例では癒合が不完全であったが,術後成績は必ずしも悪くなかった.傍脊柱筋の厚さが3.1cm以上で有意にGoodが得られた.以上より,大部分の症例でfusion in situによるPLFで良好な手術成績が得られると考えられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1996-05-20
著者
-
南 学
藤枝平成記念病院脊髄脊椎疾患治療センター
-
諏訪 英行
静岡県立総合病院脳神経外科
-
花北 順哉
静岡県立総合病院脳神経外科
-
鈴木 啓史
静岡県立総合病院脳神経外科
-
南 学
静岡県立総合病院脳神経外科
-
藤田 晃司
静岡県立総合病院脳神経外科
-
中村 威彦
静岡県立総合病院脳神経外科
-
鈴井 啓史
京都大学脳神経外科
-
鈴井 啓史
静岡県立総合病院脳神経外科
-
鈴木 啓史
静岡県立総合病院 脳神経外科
-
藤田 晃司
静岡県立総合病院 脳神経外科
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