Solitary Metastasis of Lung Cancer to the Cerebellopontine Angle : Case Report
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概要
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転移性小脳橋角部腫瘍は、頭蓋内転移性腫瘍の2-9%、小脳橋角部腫瘍の0.2-2%と稀である. 今回我々は、転移性小脳橋角部腫瘍の1例を報告した. 症例は44歳の男性で、肺癌治療5ヵ月後から、めまいと右聴力障害を自覚し、その2ヵ月後から右顔面神経麻痺が出現した. MRIにて右内耳道内から頭蓋内に突出する、T1およびT2強調画像で等信号を示し、ほぼ均一に増強される楕円形の腫瘤が認められた. 腰椎穿刺にて髄液中に癌細胞が認められた. 腫瘍を手術的に摘出、病理組織は以前に得られた肺癌と同一であった. 転移性小脳橋角部腫瘍は、神経症状の急速な悪化が特徴的な臨床症状で、造影MRIが診断に有用と考えられた.
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1996-03-15
著者
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南 学
静岡県立総合病院脳神経外科
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Suwa Hideyuki
静岡県立総合病院脳神経外科
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南 学
Department Of Neurosurgery Shizuoka General Hospital:(present Address)department Of Neurosurgery Mie
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Hanakita Junya
静岡県立総合病院脳神経外科
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SUZUI Hiroshi
静岡県立総合病院脳神経外科
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FUJITA Kohji
静岡県立総合病院脳神経外科
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NAKAMURA Takehiko
静岡県立総合病院脳神経外科
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