テンプレート再構成法の提案(デバイスアーキテクチャII, リコンフィギャラブルシステム, 一般)
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概要
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マルチコンテキスト型動的リコンフィギャラブルプロセッサは, 一つのタスクの実行中に複数のコンテキストを切り替えることで, 高い面積効率を実現する.しかし, 複雑な問題を処理するためには, 多数のコンテキストを必要とし, コンテキストメモリの利用効率も低いことから, コンテキストメモリのコストが大きくなってしまう.そこで, 論理コンテキストと物理コンテキストの対応表をPE毎に装備すると共に, 同一の構成データを持つ物理コンテキストを複数の論理コンテキストによって共有する対応表分散方式を提案する.NECエレクトロニクス社のDRP-1をモデルとして, いくつかのアプリケーションにより評価した結果, もっとも効果が大きいアプリケーションでは, 必要コンテキスト数の75%を削減することができた.さらに, 共通性の高いテンプレートと個別に用意するモディファイアを分離することでさらにコンテキストメモリを削減するテンプレート再構成法を示し, その効果の可能性と問題点を明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-05-06
著者
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