地球シミュレータを用いた全球渦解像 : 海洋シミュレーションに向けて
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概要
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2002年3月に,世界最速の40 Tflopsのピーク計算性能を持つ地球シミュレータが稼働を開始した。このことにより,随分先の事と想像されていた数十年から百年規模の全球渦解像海洋シミュレーションが比較的短時間で行なえるようになっている。全球渦解像シミュレーション時代の幕開けとも言えよう。そこで,地球シミュレータの概要と地球シミュレータ上で行っている渦解像海洋シミュレーションについて紹介する。
- 日本海洋学会の論文
- 2004-11-05
著者
-
笹井 義一
海洋機構RIGC
-
大淵 済
海洋研究開発機構地球シミュレータセンター
-
佐々木 英治
海洋研究開発機構 地球シミュレータセンター
-
升本 順夫
JAMSTEC
-
升本 順夫
東京大学大学院理学系研究科
-
升本 順夫
海洋研究開発機構地球環境変動領域
-
佐々木 英治
海洋研究開発機構
-
笹井 義一
海洋研究開発機構 地球環境フロンティア研究センター
-
升本 順夫
海洋機構rigc:東大院理
-
升本 順夫
海洋研究開発機構
-
大淵 済
海洋研究開発機構
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