焦点調節が連動する両眼視差立体表示方式の提案
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概要
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両眼視差方式は立体視効果と2次元表示とのコンパチビリティの観点から優れた立体表示方式であると考えられるが、現実の物体を観察する条件と異なり輻輳調節と焦点調節が連動しないため、画像を長時間見続ける場合や、両眼視差画像と実物を交互に見る場合などに疲労感を生みやすい問題点がある。この欠点を解決するため、従来はヘッドマウントディスプレイ(HMD)タイプの表示装置において、眼球と観察レンズの間に狭いスリットを挿入して焦点深度を深くする試みが報告されているが、この方法では表示が暗くなったり、観察視野が狭くなったりする問題点が予想され、これらの問題点の無い表示方式の提案が望まれていた。そこで今回、輻輳変化に焦点調節を連動させる新しい表示方式を考案したので、その表示原理について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
-
志和 新一
Atr通信システム研究所知能処理研究室
-
岸野 文郎
(株) ATR通信システム研究所
-
志和 新一
(株) ATR通信システム研究所
-
大村 克之
(株) ATR通信システム研究所
-
大村 克之
ATR知能映像通信研究所
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